データサイエンティストは、IT分野におけるデータ分析の専門家として、近年需要が高まっています。この仕事をするために必要な資格というものはありませんが、転職を有利なものにしたい場合には、資格を取ったり、さらにスキルアップを図ったりすることが大切です。統計に関する資格はいくつかありますが、その中の一つとして挙げられる統計士とデータ解析士は、一般社団法人実務教育研究所の通信講座を修了することで取得できる資格として特に注目を集めています。文部科学省認定の社会通信教育のため信頼性が高く、受験資格がないため仕事や予定とも調整しながら勉強を進めていきやすいという部分もあり、人気の資格となっています。
また、統計検定は、統計に関する知識や活用力を評価する試験で、1級から4級まで分かれており、その他にも統計調査士、専門統計調査士という分野があります。そのため、より転職を有利なものにしていくうえで、自分のレベルや目指すレベルに応じて受けられるものを事前に調べておくことが肝心です。なお、2級は大学レベルの内容となっているため、仕事に活かすのであれば、2級以上を取得しておくことがポイントです。合格率は4級、3級の場合60パーセント前後と高くなっていますが、2級では40パーセント前後、準1級、1級では20パーセント前後と、難易度によって異なるため、高いレベルに挑むのであれば、過去問題集を解いたり、統計学について学べるWebサイトを閲覧したりして、しっかりと受験対策を行っておくことが重要です。